スキルセットとは、仕事を行っていく上で必要とされる知識やスキルの集合体を指しています。
IT業界でエンジニアが生き残るには、ただプログラミングやシステム、セキュリティなどの知識やスキルがあれば良いというわけではありません。ビジネスパーソンとしてのスキルとIT関係のスキル、両方とも必要です。つまり、スキルセットを持つ必要があります。
スキルセットを構成する1つの要素は、基本スキルです。ビジネスマナーや計算力、会計、文書作成などのスキルが含まれます。もう1つは対課題スキルで、問題解決や管理能力、論理的な思考、戦略立案力などです。3つ目の対人スキルの中には、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力、リーダーシップなどが含まれます。4つ目は、自己スキルで、自己管理能力やモチベーション管理能力が含まれます。
これら4つのスキルは、業界や職種に関係なく求められます。ITエンジニアが業界で生き残るには、これらのスキルを身につけることが必須です。
スキルセットには専門的なスキルも含まれますが、専門分野によって求められるスキルは変わってきます。
Webエンジニアの場合、システムやアプリを開発するのに必要なプログラミング言語を習得する必要があり、サーバーやネットワークに関する知識や技術も必要です。
システムエンジニアには、プログラム言語とサーバー設計の知識などが求められます。ハードウェアや通信規格などに関する知識やスキルも身につける必要もあるでしょう。
どの分野であっても、技術は日に日に進歩しているので、業界で生き残るには勤勉に学び、最新技術についていく必要があります。